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肺炎ってまじでBAD

 一週間ほど前に、山形の友達の家に泊まりに行った。そしたら熱が出て、それが肺炎だった。

 そもそも泊まりに行く一週間ほど前から喉には違和感があって、タバコ(夏休みに入ってからというもの本数が増えていた。ちなみにピース)は控えめにしていたし、寝るときにはマスクを付けたりしてなるべく気を使っていた。

 もともと扁桃腺がでかいのもあってすぐに喉から熱が出るタイプだったから、今回もその扁桃腺が原因の風邪なのかな、と思ったり、まあとにかくそこまでやばい病気にはならないだろうと思っていた。ちょうど季節の変わり目だったのもあるし。 

 それで泊まりに行く日、泊まる場所を貸してくれる彼は夜までバイトという話だったから、それまでの時間つぶしに別の人と遊ぶことになった。女の子。高校の時ずっと好きだった。好きすぎて振られるのがわかっていたから告白せずにずっと友達でいるのを選んだぐらいには好きだった。そんな好きだった子と急なデート。てっきり二人きりでは断られると思っていたから、それは凄いラッキーなことだったし、僕の波の乏しい人生においてはそれなりに高波というか、まあ興奮することだった。

 デートと言っても彼女にはすでに彼氏がいて(しかもかなりいい人)、だから正確にはそれをデートと呼んで良いものなのか少しわからないのだけど、まあ二人きりで遊んでいるのだからデートでいいと思う。デートは恙無く進んでいった。地方都市の中心駅、という表現がぴったりの駅前以外は何もないその広場で彼女と合流して、適当に挨拶。これが山形の都会ね、という風に少し上から目線で周りをジロジロ観察したあと、ラーメンを食べようという話になり、七日市まで歩いて食べた。店を出るともう日は沈んでいて、夕暮の七日市はきれいだった。彼女の身の上話をききながら二人できれいな街を歩くのは、それはなんだか本当に付き合っているみたいで良かったし、少し悲しかった。

 その後はお洒落なカフェに行って、またしょーもない話をしたあとに解散になった。お互いの家、といっても僕が目指すのは友達の家だったけれど、その道を途中まで一緒に歩いた。なんだかその時にはもう付き合ってるみたいだな、なんてバカみたいな考えは無くなっていて、何故か彼女には幸せになってほしいな、なんて良くわからないことを考えていた。

 道の途中で彼女と別れてから、友達の家までは一時間ぐらいあったから、一人でお酒を飲みながら歩いた。だんだんとぶっ壊れていく。お酒って怖い。あんなに喉に気を使っていたというのに、友達の家に着いた瞬間タバコを吸っていた。この友達というのもかなり居心地のいい友人で、僕は彼が好きだった。彼が仙台にいるときは一番頻繁に飲んでいたんじゃないかと思う。そんな友人と久しぶりの再開だったから、テンションはかなり上がった。コンビニでお酒をたらふく買って部屋に戻った。そこからの記憶は曖昧で、何本タバコを吸ったか覚えてないし、どれだけのお酒を飲んだか覚えていない。留学している友だちに電話をかけて、海の向こうの、言葉も通じない女の子たちに適当に話しかけたのだけは覚えている。

 朝起きると、コンディションは最悪だった。このときはただの二日酔いだと思っていたわけだけど。全然ベッドから起き上がる気が出なくって、二時間ぐらいはダラダラしていたと思う。友人と仙台に戻ってその日発売のSwitchLiteを買う予定だったから、友人は早く起きろよとしきりに急かした。なんとか重い体を持ち上げて仙台行のバスに乗ったはいいけれど、そこで自分がただの二日酔いではないなと気づいた。異常に寒気がする。あ、これは熱があるな、、、、、と確認した。一気に気持ちが落ち込んでいく。前日に調子に乗りすぎたか、あんなにタバコを吸わなければよかった、そもそも止まりに行かなければよかった、と熱が出ただけでそれまでの行動すべてを悔い始めていた。

 仙台についてすぐに友人に帰りたい旨を伝えた。もちろん却下された。彼は任天堂にお金を落とすために仙台に来たのだから、それはそうだ。僕は今すぐにでも帰りたかったが、家に泊めてもらった恩があるのだから仕方ない、とヨドバシまで付き合った。この時点で体はかなりしんどくて、立っているのもしんどかった。ようやく友人と別れて家につくと、ぐだーっとソファに寝転んだ。寒気がする。体が重い。熱を測ると38.1あった。僕の平熱が35.6程度であることを考えると、これはまあまあ高熱だった。この時点で土曜日。近くの病院はしまっていたし、まあ正直すぐに下がるだろ、と甘えた考えでその日は市販薬を飲んで寝た。

 次の日、起きたときからもう嫌な予感がすごかった。熱を測ると39.5。やばい、この熱は死ぬやつだ。無い食欲をなんとか出してゼリーだけ食べて、薬を飲んで寝る、を繰り返した。次の日も熱は変わらず。祝日だったため病院はまだ空いていない。その日も同じような生活をして寝た。やっと来た火曜日、朝イチで病院に向かい薬をもらった。よかった、これでなんとかなる、と思ったが甘かった。一向に熱は下がらない。そのまま下がらないまま3日を過ごし、しびれを切らしてほんの少し遠くのデカ目の病院へ向かった。結果は肺炎。すぐに点滴を打った。人生初の点滴、まあ正直何も感じなかったけど、これでよくなるのかな、という実感があった。

 すこから体調はどんどん快方へ向かった。今これを書いている時点で点滴を打ってから4日経っているわけだけど、もう熱は下がった。未だに喘鳴はするし、咳も少しは出るけど、それでもだいぶ良くなった。正直この一週間、いや一週間超の風邪生活はかなりきつかった。インフルエンザの何倍もきつかったし、好きだった子に彼氏ができたときと比べても相当きつかったと思う。もう肺炎にはなりたくない。肺炎ってまじでBAD.